「ミックスボイスを独学で練習しているけど、全然できる気がしない…」
そんな悩みを感じていませんか?
実は、できない人の多くは“ある共通の落とし穴”にハマっています。
正しいやり方を知らないまま練習すると、多くの人が途中で行き詰まりまり、結局何がしたかったか分からなくなってしまうのです。
実際に体験レッスンでも「独学でやってみたけどできなかった」「高音が出しやすくなると聞いて練習したけどよく分からなかった」という方はかなり多いです。
では、なぜうまくいかないのでしょうか?
この記事では、ミックスボイスができない人がハマりやすい「4つの落とし穴」と、その対処法を解説します。
■ 落とし穴① 地声と裏声を“繋げようとしすぎる”
ミックスボイスを練習し始めると、多くの人が 「地声と裏声を綺麗に繋げなきゃ」と意識しすぎてしまいます。
しかし実際は、「繋げる」というよりも無理なく行き来できる状態を作ることが重要です。
無理に繋げようとすると、喉に力が入りやすくなり結果的に声がひっくり返ったり、苦しくなったりします。
まずは地声・裏声それぞれを楽に出せる状態を作りましょう。
具体的にはリップロールが効果的です。 リップロールでまずは地声と裏声を行ったり来たりする練習をしてみましょう。
そこから徐々に境目を曖昧にしていく練習をしていくのがベストです。
■ 落とし穴② 力で高い声を出そうとする
ミックスボイスができない人の多くは高い声=頑張って出すもの、と思ってしまっています。
ですが、ミックスボイスは“力を抜いた状態”でこそ成立します。
力んだまま練習を続けると
・喉を痛める
・声が細くなる
・すぐに疲れる
といった悪循環に陥ります。
コツは「肩から上の脱力」です。
独学で習得するには、まず鏡を見ながら声を出してみましょう。自分では力を抜いているつもりでも、意外と表情が険しくなったり眉間に皺が寄っていたりします。
そういう時に、「あれ、力抜いたはずだけどなんか抜け切れてないのかな」と思える感性がとても大切です。しっかりと自分を見て修正していきましょう。
■ 落とし穴③ お腹にしっかりと力を入れてない
「さっき力を抜けって言ったじゃん!!」という声が聞こえてきそうです。笑
もちろん脱力を意識するために一旦全身の力を抜くというのは間違いではありません。
しかし全ての力を抜いたらいいミックスボイスは出せません。先ほど力を抜くと言ったのはあくまでも肩から上の話です。
実際にはミックスボイスで高音を出すためには、かなりお腹の力が必要になります。
肩から上がしっかりとリラックスできると喉が開いてきます。そしてその開いた喉に大量の息を送るためにお腹の支えが必要となるのです。
レッスンをしていていつも思うのですが、この感覚を掴むのが生徒さんにとって一番の難関になります。
「力を抜く」→「全部裏声になる」
という状態から
「力を抜く」→「でもお腹の支えはしっかり」→「綺麗な高音(ミックスボイス)」
に繋げていくことが大切ですね。
■ 落とし穴④ 正しい感覚がわからないまま続ける
これまでの文章を読んでもらって分かっていただけたかと思いますが、ミックスボイスは“感覚”の要素が大きいため間違った状態でも気づかずに練習を続けてしまうケースがよくあります。
例えば、
・裏声が強く出たヘッドボイスになってる
・リラックスはできてるけどほぼ裏声
・色々試行錯誤してただの喉締めになっている
こういった状態でも「できているつもり」になりやすいのが難しいところです。
独学の場合、このズレに気づけないことが一番の壁になります。
そのため、
・録音して客観的に確認する
・動画で自分の状態を見る
など、外からチェックする工夫が重要です。
■ ミックスボイスは独学でもできる。ただし…
自己観察と適切な判断が出来ればミックスボイスは独学でも習得は可能です。
ただし、遠回りになりやすいのも事実です。
特に最初の段階で間違ったクセがついてしまうと、後から修正するのに時間がかかります。
もし「やっているけど全然変わらない」と感じている場合は、一度プロの視点でチェックしてもらうのも一つの方法です。
