こんにちは!
自由ケ丘ティールミュージックスクールです。
今日はkey(キー)についてです。
Key(キー)はメジャーキー、マイナーキー合わせて24種類あります。
では今回のコラムでは、実際にその曲のキーを当てる方法について説明していきましょう!
キーを当てることは、ギターのアドリブに繋がりますし、イヤートレーニングにも最適です。しかも楽しい!
ぜひ挑戦してみてくださいね!
終止音を聴き取ろう!
終止音とは簡単に言えば、メロディーの最後の音ということになります。
終止音はその曲のキーの音であることがほとんどなので、この音さえ聴き取れればキーはほぼ分かります。
具体的には、サビの最後の音を聴き取るのがおすすめです。
一部例外もありますが、多くの曲はサビの終わりが「終わった感じ」が出るように終止音で終わらせています。
曲の最後まで聴くのは大変なので、まずは一番の最後となるサビの音を聴き取ってみましょう。
12分の1で当たる!半音ずつ音を鳴らす方法!
終止音は分かったけれど、何か違う気がする…という時には、
ドから1オクターブ高いドまで、半音ずつすべての音を曲に合わせて鳴らしてみましょう。
ピアノやギターなどの楽器を使って音を鳴らすのがおすすめです。
ド、ド♯、レ、レ♯、ミ、ファ、ファ♯、ソ、ソ♯、ラ、ラ♯、シ…
と順に試していくと、どこかで非常にしっくりくる音が見つかるはずです。
その音がキーの音です。
「この音、ずっと鳴らしていても曲に違和感なく溶け込めるな…」
と感じる瞬間、それがキーの音です。
曲によっては転調(曲の途中でキーが変わる)する場合もあります。
その場合はしっくりくる音が見つかりにくいかもしれません。
ただしポップスやロックなどでは転調は少なく、特に「最後の大サビで半音上がる」程度の変化が多いです。
メジャーキー?それともマイナーキー?
上の2つの手法を使えば、多くの曲でキーの判別が可能になります。
ただし、キーにはメジャーキーとマイナーキーがありますよね。
例えば、サビの最後の音(終止音)がラの音だった場合、
キーはAメジャーかAマイナーの可能性が高いです。
では、どちらなのかを見分けるには?
答えは簡単です。
- 終止音(ラ)が鳴った時のコードがAなら → Aメジャーキー
- 終止音(ラ)が鳴った時のコードがAmなら → Aマイナーキー
基本的にはこれで判別が可能です。
Aadd9やAM7などはA(メジャー系)、Am7やAm9などはAm(マイナー系)と考えましょう。
ただし「偽終止」と呼ばれる例外もあります。
例えばメロディーがラで終わっているのに、最後のコードがDM7である場合などです。
なので完全に終止音とコードだけで判断できるわけではありませんが、
一般的なポップスではこの法則がほとんど当てはまります。
まとめ
いかがでしたか?
キーの判別はアドリブの第一歩です。
最近はネット上にコードが掲載されている曲も多いですが、
まずはコードを見ずに耳でキーを当ててみましょう。
そのあとにコードを見て答え合わせをするのがおすすめです。
例えば、
- 曲の最初と1番の終わりがGのコード → Gメジャーキー
- 曲の最初と1番の終わりがEmのコード → Eマイナーキー
このように判断していきます。
楽しみながら、key(キー)を当ててみてくださいね。
