「歌が上手くなりたい」と思ったとき、
多くの人が「自分にボイトレなんて必要なのかな?」
と感じます。
特に大人になってから歌を始める場合、
恥ずかしさや不安が先に立ち、
一歩踏み出しにくいものです。
この記事では、自由が丘でボイトレを始めたい初心者の方に向けて、最初に知っておくと安心できるポイントをまとめました。
自由が丘でボイトレが人気な理由
大人になってから歌を始める人が多い街
自由が丘は、学生や若い世代の方よりも少し落ち着いた大人の世代が多いエリアです。
・趣味として歌を楽しみたい
・カラオケで自信を持ちたい
・昔から歌に興味があった
こうした理由で、ボイトレを始める人が増えています。
ボイトレ終わりにカフェに行ってスイーツを楽しんだり、自由が丘デパートの昭和感を楽しんだりできるのも魅力ですね。
落ち着いて通える環境が整っている
賑やかすぎず、落ち着いた雰囲気の自由が丘は、大人がボイストレーニングを習うにも向いている街です。
私自身、10年近く前までは渋谷でボイトレ講師をしていたのですが、渋谷という街の特徴上、若い世代でプロ志望の生徒さんが多くいました。
活気があって良いところもあるのですが、初めてボイトレを習う大人の初心者にとっては、自由が丘はぴったりの街だと思います。
ボイトレ初心者が最初につまずきやすいポイント
声を出すのが恥ずかしい
多くの初心者が最初に感じるのが「声を出すのが恥ずかしい」という気持ちです。
これは才能の問題ではなく、慣れの問題です。特に大人になってしまうと、「人前で大声を出すことはいけないこと」と感じてらっしゃる方も多くいます。
適切な環境で少しずつ慣れていけば、自然と解消されていきますよ。
正しく歌えているか分からない
・音程やリズムが合っているのか
・力んでいないか
こういった項目は自分では判断しにくいのが歌の難しさです。
実際にレッスンをしていると、「すごく間違ってる気がする!」と生徒さん自身が感じているところが合っていて、「正しく歌えている気がする!」と思っているところが間違っていることはしょっちゅうあります。
間違ったまま練習を続けると、上達を実感しにくくなりますし、出来れば第三者に聴いてもらえるといいですね。
加えて、自分の歌声を録音して客観的に聴けるようになるとさらにいいです。
喉を痛めてしまうケース
自己流で歌い続けると、喉に負担がかかることがあります。
「歌うと喉が痛くなる」のは、正しい発声ができていないサインとして考えましょう。
ボイトレでは、無理なく喉に負担をかけない発声方法を身につけていきます。
ボイトレではどんなことをするの?
発声・呼吸・姿勢の基礎
ボイトレの基本は
・正しい呼吸
・姿勢
・声の出し方
こうした土台作りです。
これが整うと、声の出しやすさが大きく変わります。
具体的には、ボイトレの定番であるリップロールという練習方法があります。リップロールは唇を閉じた状態で息を吹きかけ、唇をブルブルと震わせる練習で、「脱力」と「正しい呼吸法の習得」にぴったりの練習です。
リップロールは発声練習の基礎の基礎なので、初心者には特にお勧めです。
音程やリズムのトレーニング
基礎と並行して、
・音程感覚
・リズム感
も少しずつ鍛えていきます。
ここで勘違いしてはいけないのは「音程感やリズム感より発声の基礎固めの方が重要である」ということです。
特に初心者の方に多いのですが、「カラオケで歌うと機械的に歌ってしまう」という方が非常に多くいます。
歌というのは本来感情表現の一つです。マシンのように歌ってしまうといい発声では歌えません。
出来れば先生の伴奏に合わせて歌う練習ができるといいですね。
初心者はどれくらいの頻度で通えばいい?
毎日練習しなくても大丈夫
理想は毎日ですが、
実際には月2回のレッスン+自宅練習でも十分上達していくことが可能です。
自分のペースで無理なく続けられることが一番大切です。
歌が上手くなる人の共通点
歌が上手くなってく人は、
・完璧を求めすぎない
・小さな変化を楽しめる
・分からないことを放置しない
こうした共通点があります。出来れば自分の歌をレコーディングして聴いてみるといいですね。
自分の歌の変化を敏感に捉えながら上達していくことが可能ですよ。
独学とボイトレ教室、それぞれの違い
独学が向いている人
・すでに歌の経験がある
・自分で自分の歌を客観的に分析できる
・人に自分の歌を聴かれるのが苦痛
といった項目に該当する人は独学に向いていると言えますね。
教室に通うことで変わること
教室では、
・今の課題が明確になる
・無理な発声を防げる
・上達を実感しやすい
・自分に向いている曲が分かる
といったメリットがあります。特に初心者には、第三者の視点が大きな助けになります。
自由が丘でボイトレを始めたい人へ
歌は、年齢や経験に関係なく楽しめるものです。
自由が丘には、落ち着いてボイトレに取り組める環境があります。
「一人で続けられるか不安」と感じたら、一度プロに見てもらうのもいいと思います。
私自身、200人以上の生徒さんをボイトレ指導してきてつくづく思うのは、「自分にとっての普通と本当の普通は違う」ということです。
例えば私は猫背を人に指摘されるのですが、私自身は猫の背を真似る意図がなく「普通にしている」だけです。
こういったように、歌を歌う方にはそれぞれの「習慣」や「普通」があり、その思い込みがいい発声を邪魔してしまうことが多々あります。
これは中々自分一人の力で改善していくのが難しいというのが現実だと思います。
