ヴィンテージギター高騰の理由

こんにちは。ティールミュージックスクールです。今日はヴィンテージギターの高騰について個人的な感想を述べてみたいと思います。

最近は数十年前のギターが高騰しています。それについて、個人的に見聞きした理由を一つずつ紹介したいと思います。

昔ほど木材が潤沢に使えなくなったから

これは楽器屋さんから聞いた話ですが、最近はワシントン条約や木材の伐採が限られている影響もあり、昔から使っていた木材を十分に使えなくなっている現状があるようです。
これはどこの大手メーカーも直面している問題で、アコースティックギターで有名なTaylor社は街路樹を再利用してギター用の木材として利用する試みをしています。
もちろん素晴らしい試みですが、昔ながらの木の方が音がいいという意見があるのも間違いないようです。
特にローズウッド等は昔は希少品ではなかったため普通に使っていたようで、それが今では普通に使えなくなってしまったとの事でした。
このあたりも、ヴィンテージギターに対する価格の上昇の影響が考えられそうです。

ヴィンテージギターの方が音がいいから

これも一度は耳にしたことがある方が多いと思いますが、「ヴィンテージギターは音がいい」という意見もよく耳にします。
あるバンドマンのギタリストは「木は時間をかけて細胞が結晶化していくため、ヴィンテージギターでは新品のギターでは出せない音が出る」と言っていました。
ただ、これには反対意見もあり「それはオカルト的な話だ。新品でも作りがいいものならば、十分にいい音が出る」と話すギタリストもいます。
しかし、世の多くのギタリストがヴィンテージギターを欲しがるのはやはり、その音の惹かれているという部分も否定できないと思います。
最近スガシカオさんが、「ヴィンテージギターにも寿命がある。ピークを超えるといい音が出ない。」という話をされていたことが興味深かったですね。
スガさんのお話を参考にすると、古ければ古い程いい音が出るという訳ではないようです。

一つの投資としてギターを買う方がいるから

最近ではヴィンテージギターがその価格上昇を理由に資産として見られているところもあるようです。
個人的には投資目的でギターを買うよりはギターは弾いてあげた方がいいと思いますが、それでも価格が上昇している以上、資産形成の一つとして見られても仕方がないのかなと感じます。
「元々ギターは弾かないけど、かっこいいから家に飾っておく」という方もいらっしゃいますし、そういった方々には生産数の少ない希少なヴィンテージギターが人気のようです。
そういったコレクターのような方々の存在もヴィンテージギター高騰の理由の一つかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ヴィンテージギターに対しては色々な意見がありますが、一度は手に取ってみたいものですね。
私は高級なヴィンテージギターとは縁がありませんが、古い日本製のギターを持っています。
最近では「ジャパンビンテージ」と言われていて、値段が上昇しているようです。
自分のギターもいつかは・・・と思ったりしますが、多分そこまでの価格上昇はないと思います笑。
でもとてもいい音がするので気に入っていますよ!

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