こんにちは!ティールミュージックスクールです。
今日はギターの指板の種類について説明したいと思います。
ストラトキャスターやテレキャスター等のエレキギターやジャズベースやプレジションベース等のエレキベースには指板の種類が大きく2種類あります。それでは一つずつ紹介していきましょう。
ローズウッド指板
ローズウッド指板は最もポピュラーな指板で、エレキギターやエレキベース、アコースティックギターにもよく使われます。
見た目の特徴は濃い茶色です。最もポピュラーな指板なので、全てのギターやベースの標準となっています。
ただ、最近はワシントン条約の影響もありローズウッドが高騰しており、比較的安価なモデルには、見た目がローズウッドによく似たローレル等の代替材が使われています。
音の特徴としては暖かみのある低音域、中音域が特徴で正に全てのギター、ベースの基準となるような音が出ると言えるでしょう。
メイプル指板
メイプル指板はローズウッドにより薄く黄色っぽい茶色が特徴で、ローズウッドと並び最もポピュラーな指板の1つです。
音の特徴はローズウッド指板に比べると高音域に特徴があり、カラッとした乾いたサウンドが特徴です。
ジャズベースでスラップ奏法をする時等はその特徴から気持ちいい高音域を響かせてくれます。
ギタリストではエリッククラプトンが好んでメイプル指板のストラトキャスターを使っています。本人はスライドをした時の指の引っ掛かりがなく、スムーズなスライドが出来るところを気に入っているようです。
エボニー指板
エボニー指板は主に高級ギターに使われています。黒檀(こくたん)と呼ばれていることからもその黒さが見た目の特徴です。
絶滅を危惧されている木でもあるため、かなり高価な木となっていて、近年では簡単に使用するのが難しい状況となっています。
アコースティックギターで有名なTaylor社は少し前まで全てのギターの指板にエボニーを使用していました。今では会社をあげてエボニーの保全のため植林プロジェクトを立ち上げています。
音の特徴としてはローズウッドとメイプルの良いとこ取りのような音となっていて、滑らかでスライドのしやすい演奏性上の特徴も持っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ギターの木材と言えば主にボディーの木材が注目されがちですが、ネックの指板もかなり音の違い、演奏性の違いがあります。
皆さんも是非色々な指板の違いを楽しんでみて下さいね!
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